2007年7月31日火曜日

Railsの多言語化

ユーザーが日本国内だけの場合はいいが、海外のユーザーもいる場合は、最低日本語と英語の両方のページをサポートする必要がある。

Cocoaの場合は、標準で国際化(Internationalization)がサポートされているので容易に多言語化が可能だが、Railsの場合は標準では英語しかサポートされていない。

日本語だけでいいなら、ActiveHeart というプラグインがある。ActiveHeartについては
http://jp.rubyist.net/magazine/?0012-RubyOnRails

複数言語のサポートには、Ruby-GetText-Package を使う。
http://www.yotabanana.com/hiki/ja/ruby-gettext.html

ActiveHeart と GetText の比較については、
http://blog.masuidrive.jp/articles/2006/07/03/gettext

オンラインソフトの販売システム

オンラインソフトをクレジットカード認証を行って販売・発行するシステムにはいろいろある。オンラインソフトの長所は、ユーザーと開発がダイレクトにつながり新鮮で良質なソフトを安く手に入れられるという点にある。しかし、Vector、kagi.comなどはその中間に入って10-15%ものマージンをとってしまい結果的にユーザーの負担が増えてしまう。

最近、Paypalが完全日本語化されクレジットカードの認証が小規模のソフトハウスでも簡単に行えるようになった。ライセンスキーの発行を手動で行うのであれば、簡単なHTMLを書くだけでショッピングカート付きのオンラインソフト販売システムを構築できる。手数料も3-5%で手ごろである。

ただ、手動(オフライン)でライセンスキーを発行する場合、年末年始や夏休みなどのときにライセンスキーの発行が遅れてしまうことになり、やっぱり今の時代ライセンスキーを自動(リアルタイム)で発行したほうがずっと良い。

Paypalを使ってライセンスキーを自動発行するシステムで、PotionStoreというオープンソースがある。2日位でクレジットカード認証付きのライセンスキー自動システムができてしまうそうだ。
http://www.potionfactory.com/potionstore/

しかし、ダウンロードして実際にセットアップしてみると以下の点で、日本の環境ではすぐには使えないことがわかった

1) WebPayment Proは日本では利用できない。(日本ではWebPayment Standardしかサポートされていない)
2) Google Checkoutも、現在アメリカとイギリスのマーチャントしか利用できない。

PotionStoreは、Ruby on Rails で書かれており日本用に修正すれば、なんとか使えそうだ。

ということで Ruby on Rails の勉強がはじまったのが2007年7月のはじめであった。