2007年9月12日水曜日

PayPalの日本語処理のバグ

PayPalのWebPayment Proを利用したオンラインショップのプログラムを Ruby On Railsで開発した。

PayPalは今年の初めに日本語化されたが、まだ日本語まわりでいろいろなバグがある。そのなかで一番重大と思う「全角ハイフン」のバグについて報告します。このバグについてはすでにPayPalに報告済みでPayPalでは現在(2007年9月12日現在)対応作業中です。

日本語入力でエラーがでるようなときは、このバグを疑ってみてください。

バグの要約:

PayPalで、全角ハイフン「−」(unicode: 0x2212, shiftJIS: 0x7c81)を入力すると、日本語でないとしてエラーメッセージが表示され受付けてもらえない。

再現方法:

PayPalにログインして、個人設定>アカウント情報>住所 を選択。
「追加」ボタンで、以下のような全角ハイフン「−」を含む住所の登録をこころみる。

住所1行目:南藤沢16−11

すると以下のようなエラーメッセージが表示される

このフィールドに使用できない文字が入力されています。現在利用できる文字タイプは次のとおりです。ヨーロッパ言語、中国語、韓国語、日本語、タイ語。もう一度実行してください。

問題点:

マーチャントのページのショッピングカートから
http://www.paypal.com/cgi-bin/webscr
へ住所も含めてPOSTしたときに、その住所に全角ハイフン「−」が含まれていると
PayPalの画面が表示されたときにエラーメッセージが表示される。
顧客には、そのエラーがなんのことかわからないので、ほとんどの顧客はそこで
取引をキャンセルしてしまい、マーチャントにとっては重大な機会損失が生じる。

全角ハイフン「−」は、何丁目何番などを省略して表示するときによくつかわれる文字なので、エラーになるのは絶対にまずい!!!

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